教員研究紹介
田口 徹
【担当科目】
物理療法学、理学療法学特論、疼痛管理特論、運動機能解析学演習、生体機能学特殊講義、生体機能学特殊演習、生体機能学特殊研究、連携基礎ゼミ
【専門分野】
疼痛生理学、神経科学、理学療法学
【研究領域】
・遅発性筋痛(DOMS)の神経機構解明
遅発性筋痛は患者・高齢者・アスリートの運動習慣や競技パフォーマンスを低下させます。我々はその発症メカニズムを個体から分子レベルで解明し、適切な予防法や治療法の確立を通じて健康長寿社会の実現を目指しています。
・線維筋痛症(FM)の病態機構解明
線維筋痛症は全身の痛みを主症状とし、多彩な自律神経症状・精神症状を随伴する慢性難治性疾患です。我々はそのメカニズムを末梢から中枢神経レベルで解き明かし、診断・治療に有用なバイオマーカーの同定を目指しています。
・筋・筋膜性疼痛(MPS)の動物モデル開発とメカニズム解明
肩こり・腰痛のような筋・筋膜性疼痛は厚生労働省による国民生活基礎調査で常に上位を独占する自覚症状であり、高度高齢化・ストレス社会において看過できない最重要課題です。我々は筋・筋膜性疼痛の本態を可視化し、その中核となる病態メカニズムの解明を通じて、最適な理学療法の実現を目指します。