平成28年6月12-13日に奈良貴史教授、佐伯史子助教、萩原康雄助教が神奈川県鎌倉市由比ガ浜長谷小路周辺遺跡、6月20日には奈良貴史教授、萩原康雄助教が埼玉県春日部市神明貝塚での発掘調査にそれぞれ参加し、人骨の取り上げを行いました。当日はNHKの取材も行われ、注目の高さが伺われます。
長谷小路周辺遺跡で発見された人骨は古墳時代のものと考えられる10代半ばの男性だと考えられ、古墳時代の墓から完全な形で人骨が見つかるのは珍しく、復元作業や科学的な分析を行うことで古墳時代の人の体つきや食生活などが分かる可能性が考えられる。この検討を通して、今まで明らかになっていない古墳時代を知る貴重な手掛かりとなり、日本史の一側面を明らかにすることが期待されている。
なお、これらの人骨は、整理、復元の後に詳細な検討が行われ、報告書、および論文として報告される予定です。
神明貝塚出土人骨を取りあげる奈良教授
由比ガ浜人骨の写真
NHKの取材を受ける奈良教授