昨年4月から理学療法士として働き始めた14期の卒業生が,新人発表会や学術集会で相次いで表彰されました.
本大学では,卒業後も理学療法士として,卒業後も活躍する理学療法士を輩出しております.
具体的な発表内容や先生からのコメントは以下の通りです.
神戸市立医療センター中央市民病院
大箭周平先生(14期卒.「急性期理学療法コース」大学院生)
演題名:延髄外側梗塞によりLateropulsionを呈し,早期独歩自立に至った症例
2019年2月3日に開催された「平成30年度 兵庫県理学療法士会 神戸(東)ブロック新人発表会」において上記発表を行い,優秀演題に選ばれました.総演題数74題の中で,内容と発表が最も評価が高かったことによります.2019年7月21日に開催される「第31回 兵庫県理学療法学術大会」での発表の機会が与えられました.
大箭先生からのコメント:
新人理学療法士として昨年4月から働き始め,早1年が経とうとしておりますが,今回このような賞を頂けたことを大変光栄に思います.大学院生でありながら臨床現場で働いている身として,このように一人の症例に対して熟考する機会は数少ないため,一症例から大変多くのことを学ばせて頂けることを感じたうえ,発表を通じて理学療法士のスタートを切ったこの年に大変貴重な経験をさせて頂きました.今後もこの経験を踏まえて日々の臨床に励んでいきたいと思います.
嬉泉病院
大柳春奈先生(14期卒)
演題名:血液透析患者に対する約 1 年半の運動療法が運動耐容能に与える影響
2019年2月24日に開催された「東京都理学療法士協会 第10回区東北部・区東部ブロック学術集会」において,上記演題を発表し,優秀賞を受賞しました.総演題数20題の中で唯一の優秀賞でした.
大柳先生からのコメント:
当院に通院されている血液透析患者への長期的な運動療法により,運動療法未実施者よりも推定最高酸素摂取量が改善したという結果が得られました.透析患者においても最高酸素摂取量は予後を規定する因子であるため,今回の研究が運動を実施する動機づけの一つとなれたらと思います.