2019年度より,新しく理学療法学科に赴任された鈴木祐介先生(理学療法学科,ヘルスプロモーションLab,運動機能医科学研究所)より自己紹介および研究紹介,皆さんへのメッセージを頂きました.
鈴木先生の自己紹介
学歴:
平成23年 聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 卒業
平成25年 聖隷クリストファー大学大学院 リハビリテーション科学研究科 リハビリテーション科学専攻
博士前期課程 修了 (修士号、リハビリテーション科学)
平成31年 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 博士後期課程 修了 (博士号、人間健康科学)
職歴:
平成23年〜28年 常葉リハビリテーション病院 リハビリテーション科
平成28年〜31年 綿谷整形外科クリニック
理学療法士を目指そうとした理由
高校1年生の時の怪我による入院がきっかけです。部活で腰を強打した際に「腸腰筋断裂による大腿神経麻痺」を起こし、右脚が全く動かなくなりました。幸いにも神経は切れていなかったので、手術後に神経回復を促すためのリハビリを開始したのですが、その時に初めて理学療法士という存在を知りました。その時に、理学療法士のリハビリを通して自身の脚がどんどん動くようになっていく様が面白く、理学療法士という職種に強い興味を持ったので目指すことにしました。
現在の仕事を選んだ理由
理学療法の養成校時代がきっかけです。養成校での素晴らしい先生との出会いや、卒業研究での研究の経験を通して、教育と研究に強く興味を持つ様になりました。将来、理学療法士としての経験を活かしながら教育と研究の両者に関われる、自分にとって「楽しい」仕事は何かと考えた時に、大学の教員という仕事が一番に浮かび上がったため、現在の仕事を選びました。
鈴木先生の研究紹介
変形性膝関節症という膝の痛みを生じる疾患に関して研究しています。具体的には、膝の痛みが普段の生活にどのような影響を及ぼすのか (Suzuki et al. Clin Rheumatol 2019)、膝の筋力や柔軟性が膝の痛みとどのように関係するのか (Suzuki et al. Clin Rheumatol 2019)、膝の痛みを良くするための運動療法の効果 (Suzuki et al. Clin Rheumatol 2019) について、実際の患者さんを相手に研究をしてきました。今後も膝の痛みのある患者さんの力になれる様、この分野での研究を続けていきたいと考えています。
研究室のメンバーと、膝が痛い方の筋力を計測している場面
鈴木先生より在学生へのメッセージ
自分のために思いきり時間を使えるのが大学時代です。とにかく失敗を恐れずに、興味のあることにどんどん挑戦して、自分にとっての「楽しい」ことを見つけて下さい。それが必ず皆さんの将来に繋がっていきます。そのお手伝いが出来るよう私も頑張りますので、一緒に「楽しい」ことを見つけていきましょう。