2019年7月3日から6日までチェコ共和国のプラハコンベンションセンターで開催されたECSS Prague 2019に伊藤渉先生(理学療法学科,スポーツ医科学Lab,アスリートサポート研究センター,運動機能医科学研究所)と中村雅俊先生(理学療法学科、応用理学療法Lab,運動機能医科学研究所),大学院生の早尾君(博士課程,神経生理Lab)が参加しました.世界中からスポーツサイエンスの科学者が集まる学会であり,様々なスポーツ競技能力向上や傷害予防,高齢者や有疾患者に対する運動介入などの効果検証や分子生物学的アプローチによる運動の効果検証など,幅広い研究発表や特別講演が行われました.最先端のスポーツサイエンスの研究者が集まる中,伊藤先生はジャンプ着地とカッティング動作の関係性について10分間の口頭発表を行い,質疑応答もばっちりとこなしていました.中村先生はストレッチングに関する研究,早尾君は伸張性収縮による遅発性筋痛に関する基礎研究についてポスター発表を行いました.質疑応答を通して,新しい研究への課題などを発見することが出来ました.
学会の様子や発表演題について紹介します.
Ito W, Kikumoto T, Nakamura E, Hirabayashi R, Edama M. Characteristics of knee valgus motion are different between landing and sidestep cutting task in female soccer players.
膝関節やスポーツ外傷に関連するセッションで発表を行った伊藤先生
10分間の発表と5分間の質疑応答をもちろん,英語で行いました!!
Nakamura M, Sato S, Hiraizumi K, Kiyoo R, Fukaya T, Nishishita S. the effect of static stretching program on passive and active property of gastrocnemius muscle tendon unit
マイクを片手に発表する中村先生.今回のポスター発表では3分間の発表と質疑応答が行われました.
Hayao K, Tamaki H, Nakagawa K, Yotani K, Ogita F, Tamakoshi K, Takahashi H, Onishi H, Yamamoto N. Repeated bout effect on myofiber permeability and muscle function that is dependent on the intervals between initial and second bouts of eccentric contractions in rat skeletal muscle.
ポスター発表や質疑応答を行う早尾君.落ち着いてディスカッションが出来ました.