スポーツ庁委託事業「女性アスリートの育成・支援プロジェクト(女性アスリートの戦略的強化に向けた調査研究)」に、本学が選定されました!(2020.03.02)

 令和2年度、スポーツ庁委託事業「女性アスリートの育成・支援プロジェクト(女性アスリートの戦略的強化に向けた調査研究)」に本学が選定されました。
 本事業は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等における女性アスリートの活躍に向けた支援や、ジュニア層を含む女性アスリートが健康でハイパフォーマンススポーツを継続できる環境を整備することを目的としています。

〇選定テーマ

「月経周期におけるコンディション不良に対する運動器機能と中枢神経機能からアプローチする新たなトレーニング法・傷害予防法の開発」

〇プロジェクト統括者

江玉睦明(理学療法学科 教授、アスリートサポート研究センター 副センター長)

佐藤大輔(健康スポーツ学科 教授、運動機能医科学研究所 副所長)

〇期間

 令和2年度~令和3年度(2年間) 

〇事業規模

2千万円(予定)

〇趣旨・目的

女性アスリートや指導者にとって、月経周期におけるコンディションの維持と適切なトレーニングの継続は極めて重要な課題です。月経周期におけるコンディション不良については数多くの報告がありますが、心理面や疲労物質、体組成変化などに着目したものが多く、運動器や中枢神経機能の変動に着目してアスリートの月経問題に取り組んでいる研究は極めて少ない状況です。また、これらの問題点に対する対応策は全く不明です。

 そこで本研究では、女性アスリートの月経周期における心理面や疲労物質、体組成の変化に加えて、運動器や中枢神経機能の変動にも着目し、①包括的に月経周期と心身機能との関係性を解明するとともに、②解明された問題点に対する予測指標の確立と対応策を開発します。更に、③月経周期における最良のコンディショニング法と適切なトレーニング法・傷害予防法を女性アスリート及び指導者に還元するこれらを通して、女性アスリートが直面する健康課題の解消を目指します(図1:本研究の全体像)。

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