★ 川村拓実さん(理学療法学科16期生,スポーツ医科学Lab,現:日本大学病院勤務)の卒業研究が第8回日本スポーツ理学療法学会学術大会で奨励賞を受賞しました!!(2022.01.10)

川村拓実さん(理学療法学科16期生,スポーツ医科学Lab,現:日本大学病院勤務)の卒業研究が第8回日本スポーツ理学療法学会学術大会で奨励賞を受賞しました!詳しくは以下をご覧ください.

発表タイトル:タックル姿勢における頭部の位置が肩関節外旋角度に及ぼす影響

発表者:川村拓実,伊藤渉,江玉睦明

研究内容

 肩関節脱臼はタックルを行った際に受傷する割合が高いといわれており、衝突する瞬間の頭部の位置と踏み込み足の位置が関与しているのではないかと報告されています。
 そこで本研究では、三次元動作解析装置を用いてタックル姿勢における頭部の位置が肩関節外旋角度に及ぼす影響について検討しました。
 その結果、頭部の位置を上げたタックル時に比べて頭部の位置を下げたタックル時に、肩甲上腕関節外旋角度および肩甲胸郭関節伸展角度が有意に大きな値となりました。これはタックル時に頭部の位置を下げることで肩甲上腕関節外旋角度が増大し、代償的な肩甲胸郭関節伸展運動が生じたと考えられました。よって、肩甲胸郭関節を含めた肩関節全体へのアプローチが脱臼予防に必要になる可能性が有ることが示唆されました。

川村さんからのコメント:

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今回学部時代の研究を学会で発表する機会をいただき、奨励賞をいただくことが出来ました。大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いでした。このような栄誉ある賞を頂くことが出来たのも、研究を形にしてくださった伊藤先生、ラボ長の江玉先生、職場の先生方のご協力があったからだと感じています。これからも日々の臨床に向き合い、疑問点を研究することで、少しでも患者様に還元できるように、研鑽に励みたいと思います。

本研究成果のポイント:

頭部の位置を上げたタックル時(head up)に比べて頭部の位置を下げたタックル時(head down)に、肩甲上腕関節外旋角度および肩甲胸郭関節伸展角度が有意に大きな値となりました。

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