大学院博士後期課程に在学し,研究を進めていた中国からの留学生である秦偉翔さんが,在学中の研究業績が認められ学長賞を受賞しました.修士課程から5年間本学大学院で学び,規程の年限で修了できただけでなく,学長賞の受賞にまで至ったことは,本人の並々ならぬ努力によるものです.今後の中国での活躍に期待しています.
受賞のコメント:
この度は、新潟医療福祉大学の学長賞をいただき、誠にありがとうございます.思いがけない受賞に非常に驚いたのと同時に畏れ多さを感じました.また、今後ともより一層、研究活動に尽力しなければと身の引き締まる思いがいたしました.なにより日々、リハビリ研究の道を共に歩む院生の皆様、ご指導いただいてきた運動生理Labの先生方、運動機能医科学研究所の先生方に心より感謝申し上げます.
新潟医療福祉大学大学院のこの5年間、先生たちの丁寧なご指導の下で、私は運動と認知機能に関する研究に打ち込むことができました.まず、個人差の比較による、同じ強度の運動介入であれば認知機能が違う人にとって、効果が違うことがわかりました.そして、運動中左右前頭野の違いが運動後安静中の認知機能に与える影響を研究しました.今回の結果で、左右前頭野の違いの増大に関連することを示唆しました.
それ以外、私は国際学会を含め十数回の学会に参加しました.学会で、各専門領域の先生たちと交流することによって、私は研究に対してもっと深い理解を持って、同時に貴重な経験を蓄積しました.これらの経験は私の今後の成長に伴って、今後の研究に重要な助けを提供すると信じています.
最後になりましたが、まだまだ研究の初心者ではありますが、ますます専心して研究の道を這いつくばって進んでまいります.ご指導いただきました先生たちに改めて深く感謝申し上げます.また、いろいろなことについて感じ考える機会を与えてくださる先生と学生の皆様に心よりお礼申し上げます.この度は本当にありがとうございました.