〇 全国の養成校教員を対象とした理学療法教育に関する協議会を開催致しました‼

令和4年3月26日(土)に,2021年度日本理学療法士教員協議会が開催されました.この協議会は,本学の大西秀明副学長(リハビリテーション学部長,理学療法学科 教授)が理事長を務める全国大学理学療法学教育学会が主催しており,本学科の教員も運営スタッフとして携わっています.年に1度開催される本協議会では,毎年全国から約300人の理学療法士養成校の教職員が参加し,教育制度や理学療法学教育の水準の向上に向けた研修や情報交換を行っています.
今回の協議会のテーマは,「理学療法士教育のターニングポイント─指定規則改正の先を見据えて─」でした.特別講演や教育講演では,教育学に造詣が深い先生方から,「高等教育における学び」や,医学教育における「アクティブラーニング」「自己調整学習力」に関するご講演を賜りました.また,シンポジウムでは「これからの理学療法教育を考える」というテーマで4人の先生方からのご講演と,参議院議員の小川かつみ先生からの指定発言に加えて,参加者を含めた徹底討論が行われました.
本学は毎年日本で最も数多くの理学療法士を輩出していますが,国家試験合格のみに焦点を当てるのではなく,このような協議会の開催や参加を通して,学科教員一同が高等教育機関における教育の在り方を常に考え,学生に対して,専門職としてのアイデンティティや自ら学習する力を涵養するよう,質の高い理学療法教育に取り組んで参ります.

HP写真.png
<協議会のプログラム紹介>
テーマ:理学療法士教育のターニングポイント─指定規則改正の先を見据えて─
1)日時:2022年3月26日(土)
2)開催方法:Zoomウェビナー(本学が運営管理)

(1)特別講演:
テーマ:高等教育における「学び」を考える ―「学びの共同体」形成の視点から―
講師:大塚雄作先生(国際医療福祉大学大学院・医療福祉教育管理分野)
司会:堀本ゆかり先生(国際医療福祉大学)
スライド5.PNG

(2)教育講演1:
テーマ:医学教育におけるアクティブラーニング
講師:赤津晴子先生(国際医療福祉大学・医学教育統括センター長)
司会:内山靖先生(名古屋大学)
スライド6.PNG

(3)教育講演2:
テーマ:自己調整学習力の育成-専門職アイデンティティ形成からの視座-
講師:松山泰先生(自治医科大学・医学教育センター)
司会:大西秀明先生(新潟医療福祉大学)
スライド7.PNG

(4)シンポジウム・徹底討論:
テーマ:これからの理学療法教育を考える
講師①:内山靖先生(名古屋大学)
講師②:有園信一先生(聖隷クリストファー大学)
講師③:高島恵先生(上尾中央医療専門学校)
講師④:伊藤義広先生(広島大学病院)
指定発言:小川かつみ先生(参議院議員)
司会:内山靖先生(名古屋大学),日高正巳先生(兵庫医療大学)
徹底討論:内山靖先生,有園信一先生,高島恵先生,伊藤義広先生,小川かつみ先生,日高正巳先生,大西秀明先生