井上達朗講師(理学療法学科,運動生理Lab,運動機能医科学研究所)が作成に関わった「栄養と理学療法」「病態別栄養理学療法」の2編のポジションペーパーが,日本医師会の英文誌JMA journalに掲載されました!
なお,本論文は一般社団法人日本リハビリテーション栄養学会から発表されたポジションペーパーの英語版(二次出版)となっており,日本語版よりバージョンアップされた内容が掲載されています.
日本語版ポジションペーパーについてはこちら:https://www.nuhw-pt.jp/2021/10/-2.html
ポジションペーパーの概要:
近年,多くの理学療法の対象者が栄養障害やサルコペニア,フレイルなどの栄養問題を抱えています.従って,理学療法を行う上で栄養学の知識が必要になっています.栄養領域における理学療法の役割を明確にすることで,理学療法にかかわるすべての職種が統一した認識を築くことを目的にポジションペーパーを発表しました.
井上先生からのコメント:
現代医療において,理学療法の対象者の機能,活動,参加,QOLを最大限に高めるためには,理学療法と栄養をカップリングして考えることが重要です.理学療法の養成課程においても栄養学の履修が必須となっており,その重要性が高まっています.我々は栄養領域における理学療法の役割を明確にすることが必要であると考え,「栄養と理学療法」「病態別栄養理学療法」の2編のポジションペーパーを発表しました.是非,多くの方に読んで頂き,臨床や研究の参考にして頂きたいと考えております.
原著論文情報:
Inoue T, Iida Y, Takahashi K, Shirado K, Nagano F, Miyazaki S, Takeuchi I, Yoshimura Y, Momosaki R, Maeda K, Wakabayashi H. Nutrition and Physical Therapy: A Position Paper by the Physical Therapist Section of the Japanese Association of Rehabilitation Nutrition (Secondary Publication). JMA J. 2022;5(2):243-251.
Inoue T, Takeuchi I, Iida Y, Takahashi K, Nagano F, Miyazaki S, Shirado K, Yoshimura Y, Momosaki R, Maeda K, Wakabayashi H. Disease-specific Nutritional Physical Therapy: A Position Paper by the Japanese Association of Rehabilitation Nutrition (Secondary Publication). JMA J. 2022;5(2):252-262.