理学療法学科3年生の木村玲奈さんが,第106回日本陸上競技選手権大会(6月9日~12日)に出場し,女子やり投げで5位入賞(大学生では日本1位)を果たしました.
木村さんは高校3年生(近江高校/滋賀)で出場した全国高等学校陸上競技対校選手権大会(インターハイ)で優勝し,競技者としてさらなる成長したいという思いと,理学療法士になりたいという将来の目標を抱き,本学理学療法学科に入学しました.
今回,理学療法学科で学びながら競技を続け,5位入賞という快挙を成し遂げた木村さんに大学入学からこれまでの学生生活についてインタビューを行いました.
・大学入学からこれまでの競技生活を振り返ってみてどうでしたか?
大学入学後は多くのケガに悩まされ,3年次になるまで高校時代の自己ベストを更新できない苦しい時期が続きました.大学の授業でヒトの身体の仕組みや理学療法について学ぶ中で,「勝つためには自身の身体についてもしっかり見直さなくては」と思うようになりました.そのような状況の中で,陸上競技部のメディカルトレーナーを務める理学療法学科の横田先生と,週に1度のコンディショニングを兼ねたリハビリテーションを開始しました.そこでは,生じている痛みの改善はもちろんですが,「どうしてケガをしてしまうのか」ということを徹底的に評価して,必要な治療を行っていただきました.その結果,悩まされていた痛みがなくなり今まで思うようにできていなかった練習に全力で取り組むことができました.その状態で監督に技術的な指導やトレーニングを見ていただき,ポテンシャルを最大限に引き出していただいたことが,今回の結果につながったと思っています.
・理学療法学科に在籍して学業と競技の両立は大変ではないですか?
1年次は解剖学や生理学,運動学などの専門基礎科目が中心ですが,2年生からは理学療法に関する専門的な授業が中心となります.授業内容は専門的でとても難しいのですが,非常に高い臨床的な技術や知識を持った先生方が熱心に教えてくださり,勉強がすごく楽しいです!日本選手権の前日にも定期試験を受けて最終便で大阪に向かいました(笑).競技との両立は大変ですが,どの先生もとてもやさしく熱心で,授業時間外にも質問に丁寧に答えてくださり,お忙しいのに雑談にも時間を割いてくださり精神的にも大きな支えになってくれています.
・本学に入学して良かったことはなんですか?
学業の面では,臨床と研究分野において実績豊富な著明な先生方が揃っており,どの授業も本当に面白くて勉強に対するモチベーションを高く保てます.その分内容が濃く試験も難しいのですが,同級生もすごく勉強熱心で,みんなで励まし合いながら切磋琢磨できるとてもいい仲間たちに恵まれています.コロナ禍において対面授業ができない時期も長かったですが,その間もオンラインでの学習環境を整備してくださりしっかりと勉強することができました.
競技においては,陸上競技部の監督・コーチ陣は経験と実績の豊富な素晴らしい方たちで,選手も全国各地から競技力の高い選手が集まっています.雨や雪の多い新潟の冬場でも十分に練習できる室内練習場やトレーニング場などの環境も充実しており,とても満足した練習ができています.
競技を続けながら理学療法士を目指すなら,新潟医療福祉大学以外は考えられないです.
・最後に,今後の目標について教えてください.
9月に全国インカレがあるので,入学時から目標にしていた優勝を目指して頑張りたいと思います!臨床実習や卒業研究も始まりますが,精一杯勉強して学会発表などもしたいと思っています!
本学理学療法学科では,木村さんのように全国レベルである本学内の強化指定クラブに所属し,本格的に競技に打ち込みながら理学療法士になるという目標を持った学生も在籍しています.さらに,強化指定クラブの多くは理学療法学科の教員がメディカルサポートを行っており,意欲の高い学生はスポーツリハビリテーションを現場で学ぶこともできます.
「全国レベルで活躍できるアスリートになりたい」「理学療法士になりたい」という2つの目標を持った高校生の皆さん,新潟医療福祉大学で2つの目標を実現してみませんか?
スポーツリハビリテーションに興味のある高校生の皆さん,新潟医療福祉大学の恵まれた学習環境を活かして,本格的にスポーツリハビリテーションについて学んでみませんか?
皆さんの入学をお待ちしています!