2022年4月から7月にかけて内部障害理学療法学の授業が行われました.内部障害とは,心臓機能障害,呼吸器機能障害,腎臓機能障害,膀胱・直腸機能障害,小腸機能障害,ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害,肝臓機能障害の7つの障害と定義されています.本学では,これらの障害の他にも代謝・栄養障害,熱傷の患者様における理学療法と一次救命処置について,3年前期に学んでいます.
このような内部障害を呈している患者様は年々増加しているため,理学療法の需要も高まっている一方で,この領域に関わる理学療法士はまだまだ少なく,人材が不足しています.また内部障害の患者様は,外見からは障害が見えづらい場合も多いため,ちょっとした身体反応の変化を見逃さないことがとても重要です.そのため,病態や理学療法に関する座学を行うだけでなく,臨床現場で即実践できる理学療法士を養成するために,実技を中心とした演習にも力を入れています.
本学では,幅広い分野で活躍できる理学療法士を輩出するために,専門教員による実践的な授業を行っています.
心音の聴診練習
血圧測定の練習
シミュレーターを使用した呼吸音の聴診練習
バランス検査測定の練習