井上達朗講師(理学療法学科,運動生理Lab,運動機能医科学研究所)が責任著者をつとめた研究論文が発表されました!!
研究内容の概要:
2018年に世界規模で発表された低栄養診断基準GLIM criteriaの有用性の検証が期待されています.我々は高齢者に頻発する大腿骨近位部骨折患者において,GLIM criteriaの歩行能力に対する予測妥当性を明らかにしました.また,GLIM criteriaの診断において,表現型の評価は,BMIより骨格筋量を用いることが良いことを明らかにしました.
研究結果:
大腿骨近位部骨折患者において,世界規模の低栄養診断基準GLIM criteriaの有用性を明らかにしました.
研究者からのコメント:
本研究は,前職の神戸市立西神戸医療センターの若手理学療法士との共同研究です.低栄養診断における骨格筋量評価の有用性を示す重要な知見だと考えております.
著論文情報:
Kobayashi H, Inoue T (Cores), Ogawa M, Abe T, Tanaka T, Kakiuchi M.
Malnutrition diagnosed by the Global Leadership Initiative on Malnutrition criteria as a predictor of gait ability in patients with hip fracture
https://www.injuryjournal.com/article/S0020-1383(22)00535-6/fulltext#.Yur9_dfPb-M.twitter