【学外実習】4年生を対象とした臨床実習後のOSCE実施報告(2022.08.17)

 本学の4年生は病院や施設などで10週間の臨床実習を行います。この臨床実習を行う期間は3期に分かれており、5月中旬から実習を開始していた学生たちは、7月に実習を終了し、大学に戻ってきました。無事に実習を終了して一安心のところですが、学生には「OSCE(客観的臨床能力試験)」と言われる実技試験が待っています。今回は8月上旬に行われたOSCEの様子を紹介します。

 OSCEは、臨床能力を客観的に評価する実技試験で、元々は医師や医学部学生の臨床能力を評価するために開発されたものです。本学では2009年から継続的に行っており、臨床実習とOSCEを合わせて行うことで,より実践的な臨床教育を提供できる体制を整えています。

 今年度のOSCEでは模擬患者様役を大学院生が演じ、その患者様役に対して、適切なコミュニケーションや検査測定、治療を安全かつ正しく時間内に行えるのかがチェックされました。全ての過程を隣で教員がチェックし、最後には教員からの質問時間もあるため、学生は非常に緊張感を持ってOSCEに臨んでいました。

 臨床実習で学び、経験してきたことをOSCEで確認することで、その知識や技術をより身につけることができます。このような一連の過程によって、卒業後に理学療法士として働き始めてからも活かせる臨床能力を獲得できる臨床教育を本学では行っております。

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