9月5日に行われた4年生の実習後セミナーの様子をご紹介します．実習後セミナーとは，理学療法学科の4年生が10週間の臨床実習後に，学んできたことを学内で発表する場になります．
実習後セミナーでは，このような患者様にこのような検査測定を行い，このような理学療法プログラムを実施したという発表とその発表に対するディスカッションを行います．本学理学療法学科では，教員1名と学生4〜5名の小グループで実習後セミナーを行い，各学生が積極的に発言し，活発なディスカッションができるように工夫をしています．そのため，自分が知らないことを他の学生から学び，逆に自分が学んできたことを他の学生の役立ててもらうとても良い機会になります．
また，口頭での発表だけではなく，発表者が学んできたことをデモンストレーションする時間も設けています．口頭の発表だけでは，具体的な検査測定方法や，理学療法プログラムの詳細がわかりません．しかし，デモンストレーションを見ることで，より情報が明確になり，知識や技術の理解が深まります．
このように，10週間という長期の臨床実習で学んできたことを学生同士でディスカッションし，共有しあうことで，より知識を深め，同時に多くの知見を得ることができます．あと半年ほどで国家試験を受験し，無事理学療法士免許を取得すれば4月から勤務する4年生にとって，臨床実習と実習後セミナーで学んだことが大いに役立つことを願っています．
