9月9-10日に新潟県佐渡市の「ヒルトップアリーナ佐渡」において,フレイル早期感知を目的とした運動機能・認知機能の測定会を開催しました.
新潟医療福祉大学リハビリテーション学部理学療法学科 運動生理ラボでは,サルコペニアやフレイル,栄養障害に関する臨床研究を進めており,本プロジェクトは一次予防(介護が必要になる前に予防する)を目的として,幅広い項目の測定を行なっております.
当日は,理学療法学科の学部1年生から大学院生,教員の20名以上からなるチームが,参加された約70名の運動機能・認知機能測定を行い,結果の説明を行いました.
参加者からは「自分の今の筋力や筋肉の量が知れて大変参考になった.親切に対応して頂き,次回も参加したい」との嬉しいお言葉を頂きました.
本年度は,10月,11月に同様の測定会を同会場で開催する予定です.
井上達朗講師のコメント
「トキめき会(本プロジェクト)は,加齢に伴う身体の衰えを示すフレイルを早期に感知し,予防することを目的としています.学生と共に運動機能や認知機能の幅広いデータを収集・解析することで,将来の介護予防に繋げるために取り組んでいます.学生にとっても,大学で学習した評価方法等を実際に経験することができ,貴重な機会になったと思います.また,今回の渡航は非常に気候も良く,気持ちの良い条件で開催ができました.」
測定会に参加した運動生理ラボ3年生のコメント
「佐渡の測定会を通して、現地の高齢の方を実際に対象とすることで、講義だけでは学ぶことの出来ない貴重な経験をすることが出来ました。」