9月末から3週間の臨床実習に行っていた3年生が大学に戻って参りました．それに合わせて，臨床実習で学んだことを他の学生の前で発表する実習後セミナーが開催されました．
3年生の実習後セミナーでは，臨床実習中に患者様の検査測定を行った際に，このような問題点に対して，こういうことに注意して，このような方法で実施したということを発表していきます．発表は検査測定結果をスライドでまとめて報告する時間と，実際に行った検査測定方法をデモンストレーションする時間，質疑応答の時間で構成されています．
最初に，デモンストレーションを行う内容とそのポイント，なぜその検査測定を行ったのかなどを発表していきます．必要な情報をパワーポイントで簡潔にまとめる力やわかりやすく説明する力が求められます．
その後，実際の検査測定方法のデモンストレーションに移ります．他の学生が患者様役となり，検査測定方法を患者様に説明しながら実施する一連の流れを示していきます．他の学生が学んできた検査測定方法のデモンストレーションをみることで，実際の臨床で行われている検査測定方法を多く学ぶことができます．また発表を行う学生自身も，改めてデモンストレーションすることで，検査測定技術の確認を行うことができます．
最後に質疑応答時間になります．実習後セミナーは6〜7人の小グループに教員１名がついて行われるので，積極的に質問を行うことができ，活発な討論が行えるのも特徴のひとつです．学生同士でディスカッションし，情報を共有し合うことで，より知識を深め，同時に多くの知見を得ることができます．
3年生の臨床実習で学んだことを4年生の臨床実習で活かしてもらえることを期待しています．
