2年次の学外実習では臨床実習Ⅰ（検査・測定）があり，2日間の見学実習と5日間の検査測定実習があります．今年度は，実習日数を半分に短縮し，学内で実習先の病院から外部講師を招き症例検討会を実施しました．
2月7-8日は尾山訪問看護ステーションの松平兼一先生を招き，神経難病のパーキンソン病について症例検討会を行いました．症例の動作分析から，評価項目を考え，評価結果から問題点を抽出する思考過程をグループワークを含み1症例に対して2日間かけて検討しました．松平先生は訪問リハビリの重要性を教えていただきました．病院環境ではなく，住み慣れた自宅の環境で機能を維持していくためのリハビリテーションについて学生たちは考えさせらたと思います．
2月9-10日は新潟リハビリテーション病院の遠藤伸子先生を招き，脳卒中について症例検討会を行いました．脳卒中患者さんの理学療法について学べる中枢神経系理学療法学は3年次で学ぶため，学生たちの苦悩していた姿が見られました．遠藤先生の授業が分かりやすく，徐々に学生たちも脳卒中患者さんについて理解することができ，最後はすべてのグループが素晴らしい出来栄えの発表ができていました．
実習先の先生のを招くことで，本学での取り組み，学生の様子も分かり，大学と実習先の施設との密に連携することができます．また，学生も患者さんの動画をみながら，動作観察から患者さんを治療する過程を深く学ぶことができたと思います．
学生は13日から実習施設での実習が始まっています．たくさん学んで帰ってきてください．
次回は3月3日にスポーツ分野の症例検討会を実施します．
