2年生が理学療法基礎ゼミという授業の中で,興味のあるLabでの活動を体験する体験Labが始まりました.
本学科のLabとは,専門性の近い教員で構成された学科内の組織です.本学科には8つのLabがあり,各教員がその専門性を活かして教育・研究活動を行っております.3年生になると,学生は各Labに所属して,より専門的な内容を学習していきます.
今回は,4つのLabで行われた体験Labのテーマと内容を紹介します.各LabのホームページURLも貼りますので,興味のあるLabをぜひ覗いてみてください.
人類学・解剖学Lab
人類学・解剖学Lab - 新潟医療福祉大学 理学療法学科 (nuhw-pt.jp)
「人骨の鑑定 ~人骨から生前の性別・年齢・推定身長などの基本情報を求めながら骨学を復習する~」
人類・解剖学Labの体験labでは,実際の人骨を使用し,骨を並べて解剖学的な位置関係の確認や,人骨の生前の性別・年齢・身長などを推定する方法を学びました.ちなみに,使用しているのは江戸時代の方の骨です.
Pain Lab
PainLab - 新潟医療福祉大学 理学療法学科 (nuhw-pt.jp)
「スライスした⽣体組織を光学顕微鏡で観察し、痛みの原因を明らかにする」
Pain Labでは,ラットの下肢筋の断面を薄くスライスし,特殊な液で細胞膜や核を染め分ける作業を,参加者全員で分担して体験しました.その他,炎症の起こった筋切片,脊髄のニューロンやミクログリアの染色像を顕微鏡で観察し,その特徴を学びました.
病態生理Lab
神経・筋・骨組織Lab - 新潟医療福祉大学 理学療法学科 (nuhw-pt.jp)
「腎臓の解剖と⽣理学〜実際に組織を観察して学ぼう!」
今年度から名称が変更され,「病態生理Lab」となった当Labでは, 実験動物の腎臓を使って,腎臓の組織を染色し,詳細構造を顕微鏡で観察しました.腎臓は理学療法との関りが深いため,まずは腎臓の解剖生理学を学ぶ必要性を理解し,そして,腎臓の組織を目で見て観察しながら,腎臓の構造や機能の学習をしました.
バイオメカニクスLab
バイオメカニクスLab - 新潟医療福祉大学 理学療法学科 (nuhw-pt.jp)
「スクワットや歩行などの動作,バランス機能を実際に計測して,バイオメカニクス的に動きの「ナゾ」を知ろう」
バイオメカニクスLabでは,いわゆるモーションキャプチャーと呼ばれるような三次元動作解析装置や筋肉の活動を計測できる筋電図を使用し,歩行時の下肢の動きと太ももの筋の活動を視覚的に確認しました.また,足圧計を用いて,バランス能力の測定体験や超音波エコーを用いた,足部の靭帯や筋の観察体験を行いました.