【授業の様子】人体の生理学的機能を体験!生理学実習(2023.05.21)

2年生の授業である生理学実習を紹介します.生理学は理学療法士にとって必須の知識であり,1年次から履修する非常に重要な科目です.また,授業で学んだ生理学の知識を,実習を通して体験するのが生理学実習になります.
今回の生理学実習では,「筋肉の活動」と「感覚」に関する実習を行いました.
筋肉に力を入れると,微弱な電流が発生します.その電流を測定できる機械を「筋電計」と言います.この「筋電計」を使って筋肉が実際に働いたときの電流を視覚的に確認しました.

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まずは,皮膚の皮脂や角質をしっかりと取り除き,筋肉の上に電極を貼っていきます.今回は所謂力こぶの筋肉である,「上腕二頭筋」とその裏にある「上腕三頭筋」をターゲットにしていきます.

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その後,様々な重さの重りを持ち,筋肉に発生する電流の大きさを確認していきます.強く力をいれると,より大きな電流が発生し,パソコン画面上の波形も大きくなります.

「感覚」に関する実習では,「二点識別覚」の検査を行いました.人間は,二箇所同時に触られた時,その二箇所の幅が狭いと,一箇所しか触られていないように感じてしまいます.どのくらいの幅で二箇所同時に触られたときに,正しく二箇所触れていると判別できるのかを実習を通して体験しました.
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コンパスのような器具を使い,2点の距離を調整しながら検査をしていきます.触れられる方の学生はその部分も見ないようにして,二箇所で触れているのか,一箇所だけなのか判断していきます.

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講義で習ったことを体験しながら,楽しそうに実習を行っていました.

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