【大学院生の活躍】村上優太さん(理学療法学科18期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所),吉田麗玖さん(理学療法学科17期生),笠原一希さん(理学療法学科18期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所),中村雅俊先生(西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科理学療法学専攻)が行った研究論文が,国際誌『Journal of Sport Rehabilitation』に掲載されました!!(2023.08.25)

研究の概要:
 ハムストリングス肉離れのリスク予測としてNordic hamstring中に発揮されるstrength(NH strength)やsingle leg bridge testのスコアが測定されています.これまでの研究にてNH strengthとsingle leg bridge testのスコアはハムストリングスの最大筋力と関連しないことが報告されていましたが,NH strengthとsingle leg bridge testのスコアの関連性についての検討は行われていませんでした.本研究では,NH strengthとsingle leg bridge testのスコアとの関連性について検討しました.結果として,NH strengthとsingle leg bridge testのスコアは関連しないことが明らかとなりました.この結果から,NH strengthとsingle leg bridge testのスコアはそれぞれ異なる観点からハムストリングス肉離れのリスク予測を行っている可能性が考えられます.

村上さんからのコメント:
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 ハムストリングス肉離れの発生危険因子は数多く存在するため,複数の検査・測定を用いて様々な観点からリスク予測を行う必要があると考えています.
本研究では,本学の教員である熊崎昌先生(健康スポーツ学科),佐熊裕和先生(健康スポーツ学科),サッカー部学生トレーナーの藤本浩志さん(健康スポーツ学科19期生),金子雄輝さん(健康スポーツ学科19期生),阿部夏乙さん(健康スポーツ学科20期生),西九州大学の中村雅俊先生,流通経済大学の西田悟先生といった数多くの方々からご協力・ご指導いただきました.また,本研究の被験者として参加して頂いた本学の男子サッカー部員の方々に関しましても,この場をお借りして感謝申し上げます.

本研究のポイント:
1.NH strengthとsingle leg bridge testのスコアは関連しないことが明らかとなりました.
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論文情報:
Relationship between nordic hamstring strength and single leg bridge test in university soccer players.
Murakami Y, Nishida S, Yoshida R,Kasahara K,Kumazaki A,Sakuma H,Fujimoto H,Kaneko Y,Abe O, Nakamura M

新潟医療福祉大学 9月オープンキャンパス

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