10週間の長期間に渡り実際の臨床現場で実習を行う臨床実習Ⅲも終了し,多くのことを経験し,また学んできた4年生が大学に戻ってきています.そして,臨床実習の中でどのようなことを学んできたのかを学内で発表する場が,実習後セミナーになります.
実習後セミナーでは,実際の患者様の情報や検査測定からどのようなことを考え,またどのような理学療法プログラムを実施したのかを発表します.本学理学療法学科では,実習後セミナーを,教員を含めた少人数で行うことで,学生間の積極的な発言や,活発なディスカッションを促す工夫をしています.
また,口頭での発表に加えて,実際の実技をデモンストレーションし,注意点や工夫点などを説明する時間も設けています.デモンストレーションを見ることで,より情報が明確になり,卒後の臨床に活きる知識や技術を得ることができます.
4年生は卒業まで残り半年ほどとなり,その後は多くの学生が臨床の現場で理学療法士として患者様を担当することになります.その際に,この臨床実習で学んだことや経験したこと,また実習後セミナーで他の学生から得た情報を活かして活躍してくれることを期待しています.