第3回日本老年療法学会学術集会が札幌医科大学で開催され,運動生理ラボの学部生2名,大学院生2名が研究成果を発表しました!
笠井紅里さん(学部4年)と甘粕康太さん(修士課程2年,信楽園病院勤務)がそれぞれ若手優秀演題賞と奨励賞を受賞しました!
笠井 紅里さんのコメント
「この度は,学部生のうちに学会発表をさせていただきまして,大変貴重な経験となりました.さらに,若手優秀演題賞を受賞することがてきましたのは,井上達朗先生はじめ,今まで手厚いご指導をしてくださった先生方のお陰です.本研究において,大腿骨近位部骨折入院患者において,栄養管理が如何に重要であるかを理解することができました.今後も,臨床現場で働く上で1つでも多くの引き出しを持つために,何事にも精進してまいります.」
甘粕 康太さんのコメント
「今回,このような賞を受賞する事が出来,大変光栄に思っております.ご指導頂いた井 上 達朗先生はじめ同じゼミのメンバーの皆さんには心より御礼申し上げます.本研究にお いて,理学療法士の立場から,嚥下障害に関する研究をアウトプット出来た事に意味があ ると思っております.近年,リハビリテーションと栄養・口腔管理における連携の重要性 が増しており,理学療法士であっても栄養や口腔機能について情報共有する事が求められ る時代となりました.職種の垣根を越えて情報を共有し,連携する事の重要性を再認識で きた研究であったと思います.多様化する高齢脳卒中患者のリハビリテーションにおいて, 更に有益な研究を進めて参りたいと思っております.」
発表演題一覧
1.西野 光貴,井上 達朗,堀田 一樹,和泉 徹,神谷 健太郎,椿 淳裕,藤田 卓仙,窪田 杏奈,宮田 裕章.超音波画像診断装置を用いて測定した大腿前面筋厚をBMIで補正した指標は転倒と関連する
2.笠井 紅里,井上 達朗,前川 健一郎,八木 拓磨,西野 光貴,船山 結衣,古澤 芽依,田宮 創,椿 淳裕.回復期リハビリテーション病棟に入院した大腿骨近位部骨折患者の入院時の低栄養は退院時の歩数を低下させる
3.甘粕 康太,井上 達朗,前川 健一郎,鎌田 夏未,齋藤 新貴,丸山 麻樹,佐藤 卓也,土田 望,熊倉 ひとみ,渡部 裕美子.急性期高齢脳卒中患者におけるLow Phase Angleと嚥下障害の組み合わせが退院時の重度機能障害を予測する
4.増田 隆之介,大山 由廉,小澤 哲也,平田 萌々花,小川 拓真,霜田 直史,井上 達朗,椿 淳裕1,平田 康英,野寄 浩司.急性期病院に入院した大腿骨近位部骨折患者の大腿前面の筋厚が退院時ADLへ与える影響