第8回若手研究者ネットワークシンポジウム参加報告

8月24日,25日に奈良県(会場・畿央大学)で開催された第8回若手研究者ネットワークシンポジウムで学部生・大学院生・教員が研究成果を報告してきました!

今年度は合宿形式で実施され,朝から晩まで熱いディスカッションが交わされました.

   

 

川上紗輝さん(博士後期課程3年,神経生理Lab,運動機能医科学研究所)が最優秀演題賞を受賞しました!

演題名「小脳に対する経頭蓋直流電流刺激と経頭蓋ランダムノイズ刺激は小脳と一次運動野の経路に異なる作用をもたらす」

川上さんのコメント

日本基礎理学療法学会が主催する若手研究者ネットワークシンポジウムは,若手研究者の活性化や研究者間の情報交換を目的に毎年開催されています.この度,口述にて上記演題を発表し,最優秀演題に選出していただきました. 運動学習効果を高める刺激手法は,脳卒中リハビリテーションに役立つ可能性がありますが,エビデンスは十分ではないのが現状です.本研究により,小脳に対するtRNSが運動学習に重要な役割を果たす小脳から一次運動野への経路に影響を与えることが示されましたが,効果には個人差がありました.今後はtRNSの効果が得られやすい人の特徴を検証することや,運動学習に関わる他の脳領域へ着目することによって,リハビリテーションへ応用可能な刺激手法の確立を目指します.

 

引き続き研究活動に励んでいきたいと思います!