堀真依子さん(19期生,亀田第一病院)と小島翔講師(理学療法学科,神経生理Lab,運動機能医科学研究所)の研究論文が,国際誌「Brain and Behavior」に採択されました!
研究概要:
本研究の目的は,視覚刺激を用いた運動練習が触覚刺激に対する運動機能に及ぼす影響を明らかにすることでした.その結果,視覚刺激を用いた反応課題練習の効果は,触覚刺激に対する反応課題成績も向上させることが明らかとなりました.そのため,運動練習の効果は,他の感覚機能にも影響を及ぼすことが示唆されました.
研究者からのコメント:
感覚を受容し統合することは,動作を行う際に重要となります.本研究では,視覚刺激を使用した感覚トレーニングにより,触覚刺激を使用した感覚トレーニングのパフォーマンスが向上することを明らかにしました.卒業研究での活動は,非常に良い経験になりました.臨床現場でも,わからないことがあれば調べ,学ぶ姿勢を忘れずに頑張ります.
原著論文情報
Hori M, Kojima S, Onishi H. Cross-modal transfer effects of the Go/No-go training with visual stimuli. Brain and behavior, 2024.