笠井紅里さん(新潟医療福祉大学理学療法学科21期生、修士課程(当時4年生))と井上達郎准教授(理学療法学科、運動機能医科学研究所)らの研究論文が「日本栄養・嚥下理学療法学会雑誌」に採択されました!
【研究概要】
本邦の大腿骨近位部骨折の発生数は年々増加すると予測されており,低栄養の有病割合が高いと報告されております.そして,大腿骨近位部骨折患者は身体活動量の代表的指標である歩数が少ないという事が問題視されております.そこで,本研究では回復期リハビリテーション病棟に入院した大腿骨近位部骨折患者の入院時の低栄養が退院時の歩数に及ぼす影響を明らかにしました.今回の研究より,今後はリハビリテーションに加え,栄養をはじめとする多面的なアプローチにより,身体活動量をより効果的に高めることでADLを向上させる可能性があると考えております.
【研究者のコメント】
今回,学部生の内に学会雑誌へ論文を投稿できたことは,大変貴重な経験となりました.井上達朗先生はじめ,ご指導いただいた皆様に心よりお礼申し上げます.今後も仲間と切磋琢磨し合いながら,何事にも真摯に向き合い挑戦していきたいと思っております.